どうも。こなゆきです。
「パソコンってどんなのを買ったらいいの?」というお問い合わせがかなりの頻度でお受けします。
パソコンを選ぶのは、オシャレな洋服を選ぶのよりも大好きなので、自分が買い物をしているかのようにパソコンを選びますが、さて、実際に提案している側はどんな基準でパソコンを提案しているかを記事にしたいと思います。
【パソコンの選び方】パソコンのスペックの見方!
【パソコンの選び方】CPUについて
CPUはパソコンの処理速度に直接影響します。
さらに簡単に変えられる部品ではありません(値段も含めて)
とは言え、CPUのスペック表に書いてあるM1チップだの第11世代 インテル® Core™ i5-11300H プロセッサーだのceleronだのAMDだのRyzenだのとイマイチよくわかりませんよね。
CPUのスペック表の記載事項の簡単な説明
- メーカー・世代
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当然ながら新しいものほど速い傾向にあります。Intelがいい、AMDがいいとは一概に言えません。Core i5よりRyzen5000シリーズを比べた場合、圧倒的にRyzen5000シリーズの方が早いわけですし。
メーカーや世代に関しては、素直にベンチマークテストの結果を確認するべきです。
ベンチマークテストってなんだ?パソコンに同じ処理をさせて計測し、その計測結果から性能をCPUスコアという数字を測るテストをベンチマークテストと言います。
- コア数
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同時に並列処理できる数です。ゲームで言うと、勇者一人だけで冒険するのがシングルコア、魔法使いや戦士などを入れた4人パーティだとクアッドコア、6人でヘキサコア、8人だとオクタコアと呼ばれます。
- スレッド数
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コア数をゲームで例えました。その話で行くと、持てる武器の数になります。アシュラマンみたいな人間が仲間にいて、6本の腕に短剣でも装備すれば6スレッドになりますが、当然そんな人間はいません。
基本的にコアは1本の武器しか持てないわけですが、たまに(?)2本持てる奴(二刀流)もいます。
その二刀流はマルチスレッドと言われるコアになります。
マルチスレッドマニアックな話になりますが、マルチスレッドはその名前のとおり、2つの処理を同時に行うことができますが、マルチスレッド対応アプリケーションのみの限定的な二刀流です。
いつでも並列処理をしてくれるわけではありません。
- キャッシュ
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CPU内部の記憶領域です。メインメモリよりも高速で読み書きができる領域ですので、当然ながら容量が多ければ多いほど高速に作用します。
1次キャッシュ>2次キャッシュ>3次キャッシュの順で速さが違います。
- クロック周波数
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周波数ですのでHz(ヘルツ)という表記です。速ければ速いほど高速処理をするということになりますが、その分電力も大きくなり、発熱量も比例して高くなります。
ハングアップ(異常終了)する場合、CPUの熱を排熱できていないためである場合が多いです。
したがってクロック周波数の高いものを選ぶ場合、排熱ファンの場所などもしっかり確認する必要があります。
パソコンの裏側にファンや排熱口がついている場合などは要注意です!
また、パソコンのファンの部分のホコリはマメに掃除しましょう!
そんな細かいことはいいから!という声が聞こえてきそうですので、極論を言いますと「CPUのスコアが高ければ高いほど速い」という結論になります。
は?Mac?
だまってM1チップ搭載のパソコン買っとけよ。
【パソコンの選び方】メインメモリについて
メインメモリは、CPUのキャッシュで受けきれなくなったファイルやデータなどを保管する記憶装置です。
よく「メモリが多ければ多いほど速い」と言われがちですが、これには訳があります。
メモリが多ければ多いほど、CPUが処理した結果やデータなどを保管する場所が多くなり、CPUはそのメモリに格納された値を引っ張り出すだけで良くなるからです。
いや、ぶっちゃけよくわかんねえwww
と言われないために例を出すと、狭いキッチンで料理をするか、広いキッチンで料理をするかを考えてください。
狭いキッチンですと、一回一回物を出したり置き場所を考えたり、コンロの数も少ないし順番を考えて・・・・など、非常に効率が悪いですよね。
一方、広いキッチンですと置き場所を考えずにまな板を置いて、コロッケを揚げながら煮物も作れちゃう。
メモリの大きさとはそういうことです。
ただ、一人暮らしでカップ麺しか作らないという方には恩恵を受けられる機会は少ないです。
例えば、インターネットしかしない。ブログしかしない。などでは、メインメモリをいくら積んでも、それだけ速さの恩恵を受けられる機会は少ないと言うことになります。
ただWindosPC(DOS/V PC)だと、比較的、交換や増設しやすい部品ですので、とりあえずこのくらいあればという基準で決めてしまっても問題ありません。
こなゆき的見解にはなりますが、最低8GBあった方が無難です。
は?Mac?
交換も追加もできないやつがあるから最大積んどけよ。
MacBookProやM1チップ搭載のiMacなど、MacにはメモリやCPUが内蔵式になっていて、メモリの追加やストレージの追加ができない機種があります。
MacBookProだとどこまで積むか非常に悩ましいところですが、せめて16GBは積んでおきたいところです。
私のパソコンはピンク色のiMac2022で16GB積んでいます。最大で16GBなので迷わなくて済みます。
iMac2022・・・・可愛かったんだもん・・・・。
【パソコンの選び方】ストレージについて
ストレージは保存する装置になります。補助記憶装置などとも呼ばれます。
メインメモリの記憶容量とは別で、主記憶装置であるメインメモリは電源のオフにすると内容が全てクリアになりますが、ストレージと呼ばれる補助記憶装置は電源をオフにしても、内容がクリアになることはありません。
ストレージには、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)、eMMCなどがあります。
これからパソコンを購入する人は、OSがChromeBookでない限り、SSDを選ばないと確実に後悔します。多少値が貼ってもSSD搭載PCを買うべきです。
何度でも言います。
SSD搭載パソコンを買え!
ただ、このストレージも交換しやすい部品ではあります。
交換しやすい部品であるとは言え、実際に交換するとOSのインストールからソフトウェア、デバイスのインストールなど面倒な作業が山積みになります。
こうした無駄な時間を使わないためにも、SSD搭載PCをお勧めします。
はぁ?Mac?
Fusionドライブは買うな!あれはほとんどハードディスクだ!
あ、ChromeBookの方はeMMCで全く問題ございませんので、安心してeMMC搭載PCをご購入ください!
SSD搭載パソコンでなくてはならない理由
物理的にディスクをモーターで回転させてディスク内容を読み書きするハードディスクドライブに対して、ソリッドステートドライブはデータを電子配列で保存する方式になるため、読み込むスピードと書き込むスピードに大きな桁違いの差が生まれます。
これらは作業効率に大きく影響し、人間のストレスにも大きく影響します。
パソコン業界において、速さは絶対的な正義ですから、ハードディスクドライブを買うメリットは全くありません。
保存領域は256GBあれば、通常使う分には全く問題ありませんし、写真などを保管するための大きいストレージをお求めなら、外付けハードディスクドライブを購入すればいいだけの話です。
「保存すれば保存するほど重くなる」という話を聞いたことはありませんか?
これは、物理的にディスクをモーターで回転させて記憶内容を読み込む方式のハードディスクのことを指しているのであって、記憶した場所を電子配列によって保存させるSSDでは保存した容量によって速度が変わることはありません。
しかしながら、SSDでも容量ギリギリまで保存してしまうと、テンポラリー(一時保存する領域)に書き込むことができなくなり、極端に速度が遅くなったり、アプリケーションを起動できなくなるなど不具合が頻発します。
実際どのくらいの大きさがいるの?
WindowsPCとMacではお勧めする容量が変わってきます。
WindowsPCでは、正直256GBほどあれば問題なく使用できます。
対してMacはというと、最低でも512GBは欲しいところです。
Macはストレージの交換ができないこともありますが、Windowsと違って「その他」に場所を取られるからです。
変に256GBなどを購入すると、「その他」でいっぱいになってしまった場合、OSを再インストールするか、ThunderBolt3以上対応のSSDなどを購入する必要が出てきます。
ThunderBolt3以上対応のSSDはやたら高く、ケースとバラバラに買っても30,000円くらいになってしまう上に、OSを入れ直してなど、また面倒な作業が待っています。
ここは大人しく、最初から1TB程度(最低でも512GB)のSSDを購入するべきです。
【パソコンの選び方】グラフィックボードについて
グラフィックボードはグラフィック専用のCPUです。
GPUなどとも略されるグラフィックボードですが、このグラフィックボードがないと、近代的なゲームはまず動きませんし動画編集も解像度によっては厳しい編集作業を強いられます。
動画編集などする場合には、グラフィックボードにも注目すべきです。
対してM1チップ搭載Macですが、M1ノーマルのグラフィックチップは、3年前のグラフィックボードあたりと同等性能のようで、4Kは厳しいけど、それ以外の動画編集なら問題ないレベルだそうです。
- M1 Maxになると、最新のグラフィックボードを超える性能だとか・・・・(2021現在)。本当に恐ろしい・・・!!!
さて、大雑把ですが一般的にパソコンを購入する場合のスペックについて記事にしてみました。
用途別のパソコンの選び方については、また後日記事にしたいと思います。
ハードディスクの容量が気になる方はこちら!

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